白戸太朗と走る、飲む
2010 フォレスト・グレープライド
"2010 Forrest Graperide"
開催日: | 2010年3月27日(土) |
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場所: | 南島 マールボロ地方 ブレナム Marlborough / Blenheim |
レース内容: | ロードバイク・イベント |
・ソロ・チャレンジ: 101km | |
・長距離耐久チャレンジ: 202km | |
・チームライド、リレー(2~3名): 101km | |
参加人数: | 2,331人(2009年実績) |
難易度: | 初級者から、経験者はタイムに挑戦を |
公式HP: | http://www.graperide.co.nz/ |
ニュージーランドで一番晴れの日が多いマールボロ地方。コースは、ぶどう畑から美しい入江が広がるクイーン・シャーロット・サウンドを巡る101km。爽やかな秋空の下を気持ち良く走り抜けます。
ゴール後は女性参加者の中から選ばれた100人だけがブドウの樽に飛び込める「One Hundred Crashed Virgin」が待っています!
お楽しみ満載のこのイベントの主催者は、Forrest Estateワイナリー。
スタート&ゴール地点はこのワイナリーなので、ゴール後はすぐに美味しいワインで気持ちよく乾杯!
自転車とワイン、こんな贅沢したくありませんか?
2008、2009年に引き続き、2010年のツアーも現役トライアスリート、そしてTVなどでスポーツ・ナビゲーターを務める白戸太朗さんが同行。皆さんをサポートしながら一緒に走ります!
白戸太朗(シラト タロウ)さんプロフィール
日本人として最初にトライアスロン・ワールドカップを転戦し、その後はアイアンマン(ロング ディスタンス)へ転向、息の長い活動を続ける。また、アドベンチャーレースへも積極的に参加、世界中を転戦していた。現在は選手活動と共に、レースコーディネイトやスカイパーフェクTV(J Sports)でのサイクルロードレース中継やメインキャスターを務めるなど、スポーツを多角的に説くナビゲータとして活躍中。
2008年、トライアスロン普及のために(株)アスロニアを設立、代表を務める。
■白戸太朗オフィシャル・サイト: http://www.maidotaro.com
■アスロニア HP: http://www.athlonia.com/
ツアー概要
期 間: 2010年3月24日(水)~2010年3月29日(月)の6日間出発、解散場所: 成田空港
旅行代金: 298,000円 (2名1室利用時のお1人様の代金)
<旅行代金に含まれるもの>
- 宿泊 (計5泊 / 機内1泊、ブレナム3泊、クライストチャーチ1泊)
- 全ての交通機関 (日本、NZ往復国際便。NZ国内の移動すべて。)
- エントリー代金
- 食事 (NZ国内における、朝食3回、夕食2回。)
- ガイド・フィー (リアルニュージーランド日本人スタッフが、すべての行程を同行します)
※ 成田空港以外の空港から出発を希望される方は、お問い合わせください。
※ 海外旅行保険は、上記料金に含まれません。
オプショナル・ツアー: もっと走りたい! というお客様のご要望に応え、ツアー前後に延泊して走るツアーを2プランご用意しました。ご希望の方はお申し込みの際にその旨お知らせください。
お知らせ:
トップツアーのHPからも当ツアーのお申し込みを受け付けております。ツアーの詳細等、こちらもぜひご確認ください。■トップツアー HP: http://toptour.jp/sports/cycling/graperide/index.html
ツアー日程
※ 以下は参考スケジュールです。諸々の事由で告知無く変更する可能性もございます。3月24日(水): |
18:30、東京/成田空港から、ニュージーランド航空90便で空路オークランドへ向けて出発。
/機内泊。 |
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3月25日(木): |
午前9:20、オークランド国際空港到着予定。国内線に乗り換え、空路クライストチャーチへ。 午後、車にてブレナムへ移動。夜はウェルカム・パーティ! /ブレナム泊。 |
3月26日(金): |
イベントのコースの一部を試走しましょう! 途中、ワイナリー訪問など。その後、レジストレーションにご案内。 /ブレナム泊。 |
3月27日(土): | グレープ・ライド参加!。 夜は打ち上げパーティで乾杯!ニュージーランド産のワインを楽しみながら、 みんなで健闘を讃えあいましょう! /ブレナム泊。 |
3月28日(日): |
ブレナム発、自走にてカイコウラへ(約130km)。 ※ 当日の体調やお天気などによって、距離は選べますのでご安心ください。 カイコウラにてランチ。その後、専用車でクライストチャーチへ。 /クライストチャーチ泊。 |
3月29日(月): | 早朝、車でクライストチャーチ空港へ移動。 クライストチャーチ空港から国内線で空路オークランドへ。 オークランド空港からニュージーランド航空99便にて成田空港へ向けて帰国の途へ。 16:40に成田空港到着予定。 |
オプショナル・ツアー
グレープライドのツアーに合流する前に、連休を利用してちょっと前乗り。
●バンクス半島から太平洋を望む、最高のコースを走る 2 日間コース
●クライストチャーチを出発し、オセアニア最高峰のマウントクックを目指す 4 日間コース
今回はこの 2 つのオプショナル・ツアーをご用意しました。
リアルニュージーランドのナビゲーターと一緒に素晴らしい自然を走りましょう!
オプショナル・ツアー日程
<オプショナル・ツアー2日間コース>3月23日(火): |
クライストチャーチ空港に到着。(日本出発は3月22日(月)の夜になります) ご自身にて指定のホテルへ移動。リアルニュージーランドスタッフが、ホテルへお出迎え。 ガーデンシティ・クライストチャーチにてタウンライドを楽しみましょう。 クライストチャーチ泊。 |
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3月24日(水): |
専用車にて、バンクス半島へ。 バンクス半島にてサイクリング(25km~80km)。 クライストチャーチ泊。 |
3月25日(木): |
午前はクライストチャーチ市内にてフリータイム。 13:05に、クライストチャーチ空港にてツアーの参加者の皆さんと合流。 |
<オプショナル・ツアー4日間コース>
3月21日(日): |
クライストチャーチ空港にてお出迎え。(日本出発は20日の夜になります) 専用車にて、エメラルドグリーンに輝くテカポ湖へ。 テカポ湖周辺をサイクリング(25~50km) ※ 夜はオプションにて星空観賞ツアーもあり テカポ泊。 |
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3月22日(月): |
オセアニア最高峰のマウントクックを目指してサイクリング(25km~100km)。
マウントクック・ビレッジ散策 クライストチャーチ泊。 |
3月23日(火): |
専用車にて専用車にてマウントクック・ビレッジからクライストチャーチへ。 クライストチャーチにてタウンライドを楽しみましょう。 クライストチャーチ泊。 |
3月24日(水): |
専用車にて、バンクス半島へ。 バンクス半島にてサイクリング(25km~80km)。 クライストチャーチ泊。 |
3月25日(木): |
午前はクライストチャーチ市内にてフリータイム。 13:05に、クライストチャーチ空港にてツアーの参加者の皆さんと合流。 |
旅行代金:
2日間オプション・ツアー:56,000 円
4日間オプション・ツアー:111,000 円
※ いずれも2名1室利用時のお1人様の代金です。
※ 3月20日(土)の出発になりますと、飛行機代がプラス1万円加算されます。ご了承ください。
<旅行代金に含まれるもの>
- 宿泊
- 専用車での移動など。
- ガイド・フィー (リアルニュージーランドスタッフが同行)
※ お食事は含まれておりません。
>>2008年ツアー参加のお客様のコメントはこちらから>>
2007年参加スタッフのイベントレポート
2007年は3月24日(土)に開催されました。スタッフ藤井優子のレポート
Forrest Estateというワイナリーが主催する、景色良し、雰囲気良し、初心者でもOK、と3拍子揃ったこのイベント。たった3年の実績にもかかわらず、今年はなんと約2,300人が参加しました。女性が約40%ということもあり、とても華やいだ雰囲気です。
しかし、自転車を漕いだ最高距離が50km(ツール・ド・沖縄女子レース参加)という私は、夫の藤井が一緒に走ってくれるとはいえ、非常に緊張していました。
コースは、Forreste Estateワイナリーの敷地内をスタートし、40km先の港町ピクトンを目指す。向かい風が強く、少しでも負担を減らそうと、初めての集団走行にチャレンジ!平均時速25kmくらいの私が、しばらく38kmペースで走る。うーん、気持ちがいい。
ピクトンからは、最大の見せ場である、クイーン・シャーロット・ドライブという美しい峠越えの道が始まる。 とはいえ、最大高低差は160m、 真っ青な美しい入り江の景色を楽しみながらの自転車は、最高です! 参加者のなかには、タンデムのカップルや、日本でも今やお目にかかれないような、ギアなど全くない旧式の自転車に乗っている人たちも。しかも登りで抜かれるとは・・・恐るべしニュージーランドのおじちゃん。
「登りがあれば、下りがある。」苦しい登りの後は、思いっきりスピードを出して、下る!この解放感がたまらない。このときばかりは、プロレーサーばりに格好つけて、走ってしまった。
入江が終わる70km地点のハブロックという町で、DVD用の撮影スタッフに、走りながら、インタビューを受けた。アジア人の参加者など、ほぼ皆無なので、珍しかったのでしょう。日本人だということ、そして私達の会社を宣伝してくれ!と思いっきり叫んでおきました。映ってればいいなー。
ラスト30kmは、ガラっと今までと景色が変わって、まるでブエルタ(スペインのグランツール・レース)を走っているような感覚。山肌もあらわなドライな感じの山に両側を囲まれ、やや追い風だったこともあり、スピードもアップ。一気にゴール地点のForrest Estateワイナリーに帰ってきました。
私の記録は4時間45分。目標の5時間が切れて大満足。スタッフの丸田は、3時間7分の好タイム。 また友人でもあり、世界トップのアドベンチャー・レースのアスリート、ネイサン・ファービーは、同じコースを2周回する、マグナムのカテゴリーで、記録5時間11分で、堂々の優勝。ありえないスピード記録にNZ人でさえも、度肝を抜かれていました。
レースの後は、ワイナリーの中の芝生の上に寝転がり、ビールやワインを楽しむ。そして、楽しみにしていた「One Hundred Crashed Virgin」。女性参加者の中から、100人のCrashed Virginが選ばれ、その年の収穫したばかりのピノ・ノワール(赤ワインのぶどうの品種)が積まれた大きな樽の中に、飛び込む、というイベントです。なんと、私も選ばれてしまい、思いっきりジャンプ! 来年もGrape rideに参加すれば、この樽からできた特別な赤ワインがもらえるのです。これは来年も参加しなきゃね!
初めての100kmレースだったので、イベント前は緊張していましたが、走っている最中はとても楽しかったー。とにかく入江沿いの景色がきれい。また新たにマルボロ地方の魅力を再発見できたイベントでした。
スタッフ丸田憲司のレポート
Forrest Estate、これは南島のマルボロにあるワイナリーの名前である。ワイナリーが運営する101kmのファンライド、しかも参加者の半分は女性。このお洒落な響きに誘われ、僕は数ヶ月前からこのイベントを楽しみにしていた。
当日、Forrest Estateへ行くとブドウ畑のなかを沢山の出場者が歩いている。きっとブドウもびっくりだろう。天気は最高、暑いくらいだ。スタート地点では日焼けクリームを配っているボランティアも居る。今日はChristchurchからRainbow Rageを一緒に走った友達が来ているはず…とあたりを見回していると、「あっ!!」なんと隣に居たのがその友達。2人ともそれに気付かずキョロキョロしている始末、こんな楽しい再会もあって気持ちよくスタートが切れた。
無風、絶好のコンディション。両側をブドウ畑に囲まれたマルボロの美しい道を風を切って進む。ブドウ畑にサイクリスト達の影が写る、朝日が気持ち良い。悪くないペース、このまま行けば2時間台でゴール出来るかもなんて妄想を描く。ピクトンの町に入る少し前、僕の妄想が暴走に変わってしまった。下り坂で集団のトップを走り、スピード全開のままピクトンの町を抜ける。
そしてクイーン・シャーロット・ドライブの峠の手前まで来る、トップ交代の合図を出す、が誰も来ない。おかしいと思い、後ろを振り向く、が誰も居ない。自転車というのは1人で走るときつい、風も受けるしペースをキープし辛い。後悔の念を頭に抱きながら坂道を登りだす。コースから見えるマルボロ・サウンドが憎らしいほど美しい。
喉が渇く。なぜボトル一本の水しか持って来ていないのか疑問に思う。峠を越えたあたりでようやく水場を発見。合図して手を伸ばす、スタッフも手を伸ばす、しかし健闘虚しくコップが僕の手に入らずに地面に落ちた、残念。残された水はボトルの4分の1程度、残された距離は40kmほど。中継の町ハブロックはもう少し、きっとまた水場があるだろう。
「早く水が飲みたいからスピードを上げる、でも喉が渇いて疲れる、ペースは下がる一方。そうハブロックには水場が無くて、僕は喉が渇いたまま走り続けている。良いペースで走っているおじさんを見つけ、僕はそのおじさんに必死にペースを合わせた。景色がどんどん通り過ぎていき、一気にペースが上がる。最後の橋を渡ればもうゴールはあと僅か、水を今すぐ飲みたい僕はおじさんを追い越す。Forrest Estateに入るとゴールが見えた。2時間台には乗れなかったがまずまずのタイムでゴール。
会場ではコンサートが行われていた。ワイングラスを傾けている人、2人でゆっくり過ごしているカップル。まるで何かのパーティーに紛れ込んだみたいな気分になる。アフターレース・ファンクションがこのイベントの売りの1つだ。こんな雰囲気の良いイベントは世界でも数えるだけであろう。2年連続で出場したサイクリストには、「Forrest Estate Grape Ride」のオリジナルワインがプレゼントされるというから、これは逃すわけにはいかない。今年の参加者は2300人。来年はもっと大きなイベントになるという、今から楽しみだ。